イーロン・マスク「テスラの自動運転について」

-今日はテスラ・モーターズのことについて伺いたいのですが、あなたが電気自動車が自動車の未来だと言い出したときから数年前までずっと笑われていたように思いますが、今ではそうでもないように感じますが、どのように思いますか?

イーロン:「以前よりは、みんなが電気自動車の将来を信じてくれるようになったと思います。例えば、ほとんど全ての自動車会社が現在は電気自動車の開発を計画していると思います。」

-そうですね。ところで、自動運転はどの程度まで進歩しているのでしょうか?

イーロン:「現在の自動運転技術は、カメラとレーダーを組み合わせたものを使っていますが、カメラだけでも人間の10倍うまく運転する程度まで来ています。そして、計画通りいけば、2017年の末までには完全自動運転でロサンゼルスからニューヨークへ横断できるようになると思います。”技術的に”という点に限ればですが。」

-それでは、技術的に安全に目的地に着けるようになるまでには、どのくらいかかるのでしょうか?

イーロン:「おそらく2年ほどかかるので、2019年くらいになるでしょう。ただ、自動システムが完璧になることは決してないので、テスラの目指している安全性の目安は、人生を1000回生きたときに事故にあわないレベルです。」

-その自動運転の安全性が確保されたとき、ライドシェアのような形でサービスを共有することで車のリース料をまかなって、実質的に無料で車を手に入れられるようになるのでしょうか?

イーロン:「確実にそうなると思います。共有する自動運転車が大量に現れて、家族限定で使ったり、時間帯によって共有したりと、さまざまな形で自動運転車が使われるようになるでしょう。問題は、それがいつなのかということだけです。」

-近い将来には、車の電力はソーラー屋根でまかない、なおかつ車での移動時には運転に集中することもなくなり、その車を共有できるようにもなるのですね。

まとめ:イーロン、今日もすばらしいお話をありがとう。本当に刺激的な時間だったよ。また、話を聞かせてください。

監修;ねこのとらお

※イーロンマスクの発言より






イーロン・マスク「リサイクルロケットの開発に成功!?」

-最近は、民間でのロケット開発が活発だが、あなたもその開発に興味があるんだって?

イーロン:「そうですね。ついに再利用ロケットの実験に成功しました。だいぶかかってしまいましたがね。」

-成功までには何回くらい失敗をしましたか?

イーロン:「8回か9回くらいですね。我々の再利用ロケットは、飛行機や車のように短時間で再利用が可能で、飛行前に工場に持っていって、整備する必要がありません。」

-あなたは、人類文明を火星に築くという目標を掲げていますが、どうして火星に人類が行く必要があるのですか?

イーロン:「私は、人々が魅力的で自分たちを鼓舞してくれる目標が未来に待っているということが重要だと考えています。もし、朝起きて自分が行きたいと思える理由がなかったのなら、それはすごく残念だと思うからです。」

-それは、そうですね。ただ、地球上には気候問題や貧困問題などの人類が宇宙に行く以上に差し迫った問題が多くあると思うのですが、あたたは、テスラやソーラーシティで持続可能エネルギーに関して相当なことをされていますが、なぜそれだけに注力しないのですか?

イーロン:「それは、人類は自動に進歩するものではなく、多くの人が熱心に働いて始めて発展できると思っていて、宇宙進出に関しても、それが我々にとって不可避ではないことを証明し、皆さんに将来をもっと楽観的に生きてほしいからです。」

-すばらしいですね。

イーロン:「ありがとうございます。でも、もし私の夢がまったく狂気の沙汰になり始めたら、どうか私に教えてくださいね。」

まとめ:それではイーロン、今日はこの辺にしておきましょう。あなたの夢が私の生きているうちに達成することを祈っています!!

監修;ねこのとらお

※イーロンマスクの発言より






イーロン・マスク「ロサンゼルスの地下深くに穴を掘り続ける理由はなんと!?」

-あなたはロサンゼルスの地下深くに穴を掘っていますが、その目的は何なんですか?

イーロン:「その質問に関しては、私たちチームもよく自問しています。その目的は、近い将来、地下に3次元トンネル網を築き、地上の渋滞を緩和させたいと考えています。皆さんも毎日の渋滞に非常にうんざりしていることと思います。現時点ではロサンゼルスの渋滞はは、特にひどいのです。」

-その3次元トンネルのポイントを作る際のポイントは何でしょうか?

イーロン:「3次元トンネルのポイントは、地上の都市交通網と継ぎ目なく繋ぐ必要があることです。その際は、出入り口ではエレベーターのようなものを使うことにより、地下と地上を車2台分の駐車スペースだけで繋ぐことができます。」

-地下ではどのくらいのスピードで移動できるのでしょうか?

イーロン:「地下には速度制限などはないので、時速200キロを想定して設計しています。」

-200キロですか?かなり高速ですね。

イーロン:「はい。例えば、単純計算ではウエストウッドからロサンゼルス空港までは、5分ほどでいけることになります。初めは、有料道路のようになると思います。」

-なるほど。トンネルの掘削には、かなりの費用がかかると思いますが、費用がそのすばらしいアイデアの障害になることはありませんか?

イーロン:「おっしゃる通り、トンネルの掘削にはかなりの費用がかかり、地下鉄の掘削の費用は4キロの延長に対し20億ドルかかります。1キロ当たり5億ドルかかっているので、それから考えると、トンネル掘削コストを最低10倍は改善する必要があると考えています。」

-そんなことは実現可能なんですか?

イーロン:「実は、ある2つの事をするだけで、10倍以上のコスト削減が達成できます。1つはトンネルの直径を半分にすること。もう1つはトンネル掘削機が掘削と壁の強化の両方を同時に行えるようにすることです。トンネルの直径を半分にすることで5倍くらいのコスト削減ができ、掘削機を掘削と壁の強化を同時にするのは、現在のトンネル掘削機は、片方ずつしかできないので1日の半分は休んでいるからです。」

-なるほど。私は、あなたに関心させられてばかりですよ。

まとめ:今日は本当にありがとうございました。また、イーロンのイノベーションの空想を聞かせてください!!

監修;ねこのとらお

※イーロンマスクの発言より






「イーロン・マスク」”1分”で日本や世界の問題について考える

1.ロサンゼルスの地下深くに穴を掘り続ける理由はなんと!?

2.リサイクルロケットの開発に成功!?

3.テスラの自動運転について






※イーロンマスクの発言より

イーロン・マスク プロフィール・資産推移

[実業家]: イーロン・マスク(Elon Musk,イーロンマスク)
[国籍]: アメリカ/カナダ/南アフリカ共和国
[出生地]: 南アフリカ共和国、ハウテン州プレトリア
[生年月日]: 1971年6月28日
[経歴]
プレトリア男子高等学校
ペンシルバニア大学
スタンフォード大学院
[業種]:IT、電気自動車、宇宙産業など
[設立企業]
Zip2社(1995年)
X.com社[後のPayPal社](1999年)
スペースX社(2002年)
テスラモーターズ社へ投資(2002年)
ソーラーシティを設立(2006)
など



|年|年齢|資産推移(円)|資産推移(ドル)|出来事|事業内容|
1999 (24)  約22億円 (22,000,000ドル)  Zip2社を売却
2002 (27)  スペースX社を設立・テスラモーターズ社への投資
2003 (28)  約170億円 (170,000,000ドル)  PayPal社を売却
2006 (31)  ソーラーシティを設立
2013 (42)  約8000億円 (8,000,000,000ドル)  スペースX社・テスラモーターズ社の株価上昇
2014 (43)  約1.1兆円 (11,000,000,000ドル)  スペースX社・テスラモーターズ社の株価上昇
2017 (46)  約1.5兆円 (15,000,000,000ドル)  スペースX社・テスラモーターズ社の株価上昇