アマゾンの株価はどうしてそんなに高騰しているのか??

2017年現在、米・アマゾンの売上高は、米・ウォルマートの3割弱にもかかわらず、時価総額で2倍ほどの差をあけているのはどうしてなのだろうか?

その理由はなんと言っても、eコマースが今後飛躍的に伸びていく市場だと考えられているからだ。

例を示すと、アマゾンが自社製品をeコマースを通して売るためのPBブランドを立ち上げたということである。

アパレルでは「ラーク&ロー」の売り上げが飛躍的に伸びており、その他にも「ボタンド・ダウン」や「メイ・アンド・グッドスレッズ」「ソサエティ・ニューヨーク」など数十のPBブランドを立ち上げてきている。

[リアルの巨人も黙ってはいない!?]
もちろん、ウォルマートもそのような数々のアマゾンの戦略を指をくわえてみているようなことはなく、様々な対抗策に出ている。

その大きな目玉戦略が、新興ベンチャーのジェット・ドット・コムの約3600億円での買収である。

創業1年余りのベンチャー企業にそのような大金を使うというのは、ウォール街でも話題を集めたが、ウォルマートとしては、一刻も早く自社のeコマースを軌道に乗せたいのだろう。

そして、その効果は徐々に出てきており、ウォルマートのeコマースの売上高が前期比63%のプラスと大幅に増加してきている。

eコマースの王者「アマゾン」とリアルの巨人「ウォルマート」の次世代の覇権争いはどのような結末になるのかは、今から目が離せない!!